||| plus alpha ごめんなさい、ゆるして、 承太郎は目を張って自分の下でさめざめと泣く女を見ていた。なんなんだ、これは。どうしてこんな事になっている。様々な疑問で埋め尽くされた頭で彼は今自身が置かれている状況について考えてみた。 目の前にはつい数十分前までその顔に笑みを浮かばせていた女がいて、背後には絨毯が敷かれている。胸元が荒々しく暴かれ白く柔らかそうな肌が覗いていた。 刺激の強い画に思わず視線を下に移してみれば自分の脚が彼女の股に挟まれ女の動きを制御しているのを見つけた。とりあえず自分が何かしてはいけないことをしたのは明らかだった。 「ごめんなさい、でも、」 次の言葉を言い淀んだ女は目元が腫れるのもお構いなしに荒っぽくそこを拭う。心臓が痛い。今の彼には心臓が痛むその理由も、どのようにしてこの状況が出来上がったのかも、全く分かっていなかった。 「、迷…惑なのは知ってるの、怒るのも当然だって…、でも、もっ…くるしいよ、」 すき、すきなの、 途端カッと体が熱くなり全身を巡る血が一気に沸騰したようだった。今までずっと承太郎を惑わせていた謎の感情が形になっていく。そうとなってしまえばもう早いもので。 胸の内でのた打ちまわるそれの名をようやく知った承太郎の口から吐き出された言葉は驚くほどシンプルなものだった。 「好きだ、」 目を見開く彼女の口を無理やり塞いだのは、 Nov 29, 2014 19:32 browser-back please. |