地面から現れた男や『ひとみ』など不思議で抽象的な描写に引き込まれ、もしかしてファンタジーのお話かなと思って読み始めました。しかし最後では現実的な惨事に繋がっていて、まるで夢から起こされたような気分になる作品でした。 初めは『ひとみ』の正体が不明瞭で、瞳つまり眼球だとすると少しグロテスクだなあなんて思っていたのですが、最後まで読むと『ひとみ』の指し示すものがわかりました。そうすると前半での彼らの『ひとみ』に対する行動の意図も見えてきて、読み返しては「ああ、そういうことか」と一人で納得してしまいました。 素敵な作品をありがとうございました! また気に入ったお題がありましたら、いつでも提出してくださいませ。 ではでは、初参加ありがとうございました! |