one

どうやら私の喧嘩仲間に彼女ができたらしい。相手は別のクラスの女子。小柄で可愛く、笑うと目が無くなるとか。告白は彼女からで、緑間の部活終わり時を狙って告白したらしい。しかし、アイツが彼女を作るとか絶対にないと思っていた。だってアイツはただのバスケ馬鹿でバスケが恋人、だったはず。女なんかアウトオブ眼中のはずなのになぁ。どうも違和感を感じながら高尾と昼食を教室でとる。あ、緑間はもちろん彼女のところ。

「しっかし、以外だよなぁ真ちゃんが彼女なんて」

『日本語でおけー。緑間に!彼女でしょうが』

「別に意味伝わるでしょうが。んーでも坂江ちゃんいいの?」

『は?なにが』

「・・・・・・いや、なんでも」

意味不明な事を言う高尾に首を傾げながらおかずを口に運ぶ。でも二人だとなんだか味気ない。いつもは緑間がいて、高尾とじゃれあう。そんな二人を私がみて笑う。そんな感じのお昼だったのに。
やはりなんだか寂しい。でもそんなことをいって私達の関係がなにかしら変わるわけではない。私と緑間は喧嘩仲間で、高尾と緑間はバスケ仲間・・・仲間?
また、いつものように三人でお昼を食べられる時が来るのだろうか


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