『あれ、菅原じゃん』
夏休み、じりじりと熱い炎天下の中ガジガジ君をかじりながら親のお使い兼犬の散歩でコンビニ付近を歩いていたらクラスメイトの菅原に遭遇した。菅原は、今部活中です!見たいな格好(要は烏野のジャージ)をしていた。
「あ・・・雅ちゃん」
『うわぁー、汗だくじゃん。タオル貸そうか?』
「え?!い、いや。大丈夫大丈夫、」
ハハハ、と乾いた笑いを溢す菅原。何しに来たの?と聞けば買い出しだよ。とこの炎天下を涼しくするような爽やかな笑顔で言いはなった。泣き黒子が眩しいです。
『へー、大変だねぇ、買い出しなら1年にいかせりゃいいのに。』
「あいつらは期待の新人だからな。変に体力は使わせないようにしてるんだ」
まぁただ俺がじゃんけんで負けただけなんだけど、と苦笑して頭を掻く。
『そっか、まぁがんばれよー。あ、やっぱ汗が気になるからタオル貸したげる』
鞄から取り出したタオルを首に巻いてやったら、心なしかぽっと頬を染めた気がした。暑い?と聞いたら、いや!大丈夫!全然涼しいから!と意味わからないことを言って走って去っていった
帰った菅原
「あ、おかえりなさいっス!スガさん!」
「お、おう。ただいま」
「あーっ!ガジガジ君!やったぁー!」
「うるさい!日向!あれ・・・菅原さん、タオルなんて持ってってましたっけ・・・?」
「え、あー、いや。さっき雅ちゃんに会って・・・貸してもらった」
「え!?それ雅先輩のッスか!?」
「う、うん。そ・・・ういうことかな、」
「ぬぁぁぁぁぁ!ずるい!スガさんずるいッス!」
「(洗って返さなきゃ・・・というかいいにおい・・・)」
▼菅原好きです。かっこいいです
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