答えぐらい自分で見つけようと必死に探した。だけどいくら探しても見つからなかった。ゴミ箱を探してもポケットを探しても棚の隙間を探しても。いくらいくらいくらいくらいくらいくら探しても見つからなかった。だから諦めた。見つからないんなら探さなきゃいい。自然に出てくるはず、そうおもっても身体が答えを求めて疼く。危うく自分を傷付けそうになる。いや、傷付けていた。この気持ちの答え、私にはもうわからない。手首から流れるものを眺めたって、優越感に何て浸れなかった。イズミ、イズミ、イズミ。助けて、こっちを向いて、アンタのせいよ、その笑顔、あたしに見せて、私に見せて。



答えは、×××.





▽主が病む



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