ベッドで二人横になる。足はみ出てんじゃん。ベッドが小さいのかはたまたコイツがでかいのか。きっと後者に違いない。あんたもっと小さくなんないの?とかーかーと豪快に寝ている奴に小突いた。んがっと息がつまるコイツ。ふはっと笑うと、んー?と固く閉じていたはずの瞼が開いた。寝ぼけ眼で、なぁに笑ってんだよ。と寝返りをうつ。別にーとクスクス笑うと、なんかムカつくわといって私をぎゅっと抱き締めた。私が大我に引き寄せられたことによってベッドの中心部分が沈む。ギシッと音をたてて骨組みが動いた。いつか壊れるなこのベッド。
子供のように私の胸に顔を埋める大我。ちょいと御兄さん、セクハラよ。んなもんしるか、と更に顔を埋ませた。はぁー、この甘えたさんめ。少し寝汗で湿った髪を撫でる。完全に起きたらシャワー、浴びなさいよね。

「やーだよ、めんどくせぇ」






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