クリーム色のくるくると癖っ毛な髪、背は小さくて猫背でとろんとした目が可愛いと一部の男女からある意味人気だ。巷で噂の“猫女”さん、俺の目が間違っていなければたぶんこれは―
「猫女、さん?」
「んにゃー、?」
髪と同じ色のガーディガンを腹部に掛けてまるで猫のように本物同様丸くなって寝る。俺の疑問声が聞こえていたのか、固く閉じていた瞼をゆっくり開けて大きくあくびをしては俺を見た。もう一度言うがまるで猫のように本物同様。むくりと起き上がってなにかぁ?と一声。
「あ・・・いや、」
「?確かぁ、せ、と?くん?」
トロ目が俺の目を見て小首を傾げた。俺を知っているのか、クラスも違うのに
(ばすけ、ぶ、だよねー)
(あ、あぁ、まぁ、(とろい・・・))
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