私、マネージャーになる宣言をキャプテンと菅原さんにいいに行き当たり前のように入部届けをもらってルンルン気分で教室に戻る名字さんと僕。(まぁ嘘なんだけれど)またいつものよう、夏風通る場所に配置つく。先程購買で買ったバニラアイスを加えて名字さんはブラウスの第二ボタンを弾き飛ばした(正確には外した)

『あまー、』

「一口頂戴よ」

『間接キッスで構わないなら』

名字さんとならむしろ大歓迎なので構わないよと一口貰う(あーん、みたいな感じで)。甘いバニラ風味と程よい冷たさが口一杯に広がった。出来れば上記の行動は誰にも見られていないと思っていたのだが、どうやら山口に目撃されていたようだ。まぁ誰かが見ていても僕と名字さんの仲は学年公認(以下略)

「ツ、ツツツ・・・っ!」

『あ、山口くん』

「名字さん、行こうか」

実に胡散臭さ満杯の笑顔を名字さんに向けて肩を抱いた。山口はなにか言いたげに口をパクパクさせていたがあえてスルーすべきだと判断したのでスルーしておいた。




ストップ、サイダー
(発揮すべき能力)





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