『ナッキー先輩のところに連れてってくれない?』

昼休み、四時限が終った後すぐに起き上がり僕にいってきた、(因に四時限はずっと寝ていた様子)というかナッキー先輩って誰ですか。
月島くんがやってほしいなら(マネージャーを)やるよ発言から約一週間、名字さんはバレー部に姿を現さなかった。あえてキャプテンと菅原さんには言わなかったので僕以外の部員が不思議に思うことは無かった。
まぁ冒頭に戻るけどナッキー先輩はどうやら菅原さんのことらしい。名字さん曰く、泣き黒子がついているからナッキー先輩。

「ネーミングセンスを疑うよ」

『けなされてる?』

「褒めてる」

ふぅん、と鼻を鳴らして興味無さそうに納得した後、またナッキー先輩のところに連れてってくれない?が始まったのでしょうがなく手を引いて菅原さんの元まで連れていくことにした。(手を引いたのは僕がそうしたかったから)




スウィート、サイダー
(微炭酸が甘くて丁度いい)






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テーマ「人外ファンタジー」
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