部活の休憩中、いきなり後ろからTシャツの端を掴まれた。吃驚して振り返ればそこには額に手を当てている名字さんがいた。

「・・・名字さん?」

『ん、ごめん・・・目眩して』

ごめんね、ともう一度謝られてぱっとTシャツをはなされる。少し顔を覗けば頬がほんのり赤い。恥ずかしがっているからとか名字さんはそんな柄じゃあないからきっと熱があるんじゃないだろうかと思いちょっとごめんねと額を触った。

「熱っ・・・」

『ふぁー』

予想以上に熱くてビビった。足元がフラついて立っていられない名字さんをお姫様だっこしてキャプテンに名字さんを保健室に連れていくことを伝える。後ろで日向と山口が異様にうるさかったが無視して瞼が降りかかっている名字さんに、部活が終わったら迎えにいくから保健室にいてねということだけ伝えて保健室に向かった。



スパイシー、サイダー
(ちょっとエロいなとか思ってないから)





120726
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -