別れようと告げた。途端に柚子はぼろぼろと涙を落として、どうして?どうして?って。ごめん、それしか言えなくてただただ泣く彼女を抱き締めることしかできなくて。
今の俺はすごく臆病で、俺達の関係が世間に知られたら、俺の仕事が減る。それ以前に、柚子にも被害が及びそうで。笠松先輩はお前がしっかりしてれば問題ないはずだって言ったけど、生憎俺は自分のことしか考えていないんスよと言ったらしばかれた。


「理由は言えないけど、必ず迎えに来るから」

俺が強くなって、世間に君との関係を胸はって言えるようになったらね。

それまで、待っていて。俺はそういって泣いてる君の指先に××をした





▽(´・ω・`)



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