わんこ黄瀬とツンデレ

〇月×日
他の女の子と楽しそうに話してる涼太を目撃。

〇月△日
また別の女の子と楽しそうに話してる涼太を目撃。

〇月□日
またまた別の女の子と楽しそうに話してる涼太を目撃。

〇月〇日
私の親友といい感じの雰囲気で話してる涼太を目撃。










『どーゆーことよっ!』

「いやっ、あの、違うんッスよ!」

『なにが!』

上記の目撃情報を見て、浮気と思わない方が可笑しい。ここ最近様子がおかしいと思ったらこう言うことだったのか。そうかそうか、私じゃ不満か。可愛さが足りないか。

「だから、違うんッスよ・・・、」

お願いだから話聞いて、と耳を垂らす涼太。(いぬ耳が見えた)
なんだか、怒る気力も無くなってきた。もういいよ、と呟く。あれー、なんか涙出てきた。ぽろぽろと涙を流す。目の前では涼太が焦ってる。ざまあみろ。

「なまえっち、」

謝るから、話聞いて。親指の腹で涙を拭われて涼太を見上げる。少し頬を赤らめて人差し指で掻く。ぽそっと、なまえっち、もう少しで誕生日じゃないッスか、と目をそらした。

「だ、だから、その・・・友達に聞いてたんッスよ、なまえっちの。ほ、欲しいものとか」

ぽかん、と口を開ける。だって本人には聞けないじゃないッスか!と焦る涼太。
あ、なんだそんなことか、とわかった瞬間に、プレゼントは涼太でいいよ、と冗談めかして笑うと、ぼんっと涼太が顔を赤くした。





▽ヒロインが一方的におこってましたね、すいません。
ツンデレがよくわからない御年頃

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