ホームシック[homesick]
電車に揺られてわずか2駅。
歩いてでも、自転車でも、行こうと思えば行ける位の半端な距離。
それが、おれとゾロの間柄。
高校のすぐ近くに住む奴の部屋を、いつも通りひやかしに行った金曜日の帰り道。
動き出した電車は徐々に景色を歪ませながら、順調に自分の家へと近づいていく。
この先に有る物とは違う場所を思うと浮かぶ、捉え所の無い不確かな思いにもやもやしながら、何となく、帰りてェと思った。
20060224
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