計画的ご利用を

『結界がやぶられた…』
ナルトに告げられたときは慌てたけど、お買い物よりもナルトにいいところみせて惚れ直させるのもいいよね…
ってことで、俺は現在、忍犬総動員で嗅ぎ回ってるわけなんだけど、敵忍もナルトの結界を破るくらいだから、なかなかしっぽが掴めない…

「ナルト〜…なんかわかった〜?」
変化をして、木の葉で一番高い火影岩の上でチャクラを辿るナルトに話しかけると、若干体が傾いだかな…と思った瞬間には走り出してた…きっと本気のナルトに追い付けるのはこの里でもそうそういないだろうね…俺も見失わないようにするのでいっぱいいっぱい…



カカシが忍犬なんてだしてやがるが、結界をやぶったのは俺の影分身だから匂いは俺なんだよ…捕まえられるわけねぇ…ん?感じたことのないチャクラが居る…カカシ…着いてこいよぉ…



「…暗部の者です。恐れ入りますが、ご同行願います。」
ナルトの変化した姿に不審な顔をした店主と、舌打ちをして構える買い物客…
ちょっと遅れて俺が顔を出せば、店主の顔が心持ちゆるんだ

「…クソッ」
恐らく変化ではないであろう姿に、敵忍のチャクラはそう多くないことが伺える…俺が捉えてナルトに良いところ見せるんだ!
影分身出して行く手を阻み、忍犬が敵の足に噛みつく。


チチチチ…
「くらえっ」
雷切りまで発動させれば敵は真っ青…
これできっとナルトが俺に惚れるね!


あれ…
視界が霞む…
あらら…
チャクラ…ぎ…れ…



敵忍を捕縛した直後、カカシが倒れた…あきらかにチャクラ切れだろう…
「これ…俺が運ぶのか…」
仕方がないから、影分身をだし、捕縛した敵忍を担がせて、俺はカカシを担いだ。


「ま、がんばったのは認めてやるよ…」

惚れてなんてないからな!!!!

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