幸せな結末!?

世界のみんなは欲がなさすぎるよ・・・
好きな人を見てるだけ?馬鹿じゃないの?手にいれるためなら手段を選らばず突き進まなきゃ



俺の名前ははたけカカシ。
今日、ひょんなことから愚図でどうしようもなく使えない下忍のうずまきナルトが実は特別暗部だということを知ってしまい、おれより強い人って本当に素敵だよね・・・片思い爆進中のいい男です。


「ナルト〜!!!きのことれたよぉ?」
きのこを見せつけながら、さりげなく肩を触ったり、しゃがんでめくれたズボンの隙間からちょこっと手を突っ込んだり・・・サクラとサスケの視線がイタイ・・・
「カカシ先生すごいってば!!!」
ちゃっちゃか任務を終わらせたかった俺は、珍しくお手伝い・・・。サスケとサクラが近くにいる以上、いつものドベでお調子者のナルトになっているから、触り放題。好き放題・・・
「カカシ・・・これ以上はゆるさないってばよ・・・」
突然、ナルトがひっついてきたかと思えば、ドスの効いた声で脅される。怖ッ!!



「今日は解散!!ナルト。お前はのこりなさい」
かわいい教え子たちに解散を告げ、それとなくナルトを誘い出す。
「カカシ先生なんだってば?(早くしろ)」
軽い副音声が入ってはいたが、とりあえず残ってくれたので、
「一楽行く?」
なんて言えば、ナルトの目が輝いて「行く!」と、首をコクコク動かして率先して一楽に向かう。ナルトの一楽好きは本物らしい。
俺は、ナルトが浮かれている間に、さりげな〜く影分身をとばす。



「ごちそうさまでした!!」
一楽でおいしくラーメンを頂いたナルトは、満足そうに俺にお辞儀をする。
「はい。じゃ、帰りましょうか。ナルトの家は通り道だし、家まで送るよ?」
さりげなく言えば、おとなしく一緒に帰ってくれる。
ま、ナルトの帰る家はないんだけどね?

『ゴーーーーー!!!』

すさまじい轟音とともに、ナルトの住んでいたアパートが燃えている。住人はナルト一人。消火はしても犯人なんて探したりはしない。ナルトへの嫌がらせは、もはや腐った大人たちの日常なんだから・・・

「ナルト・・・俺の家はここから近いし、部屋もいっぱいあるから。下宿する?」
あたかも気の毒そうに。心配そうに。俺の浮かれてマックスの心を悟られないように・・・
「じゃあ、しばらくお世話になるってば・・・」
心底悲しそうに炎を見ているナルトが、俺の家に下宿することを承諾した瞬間、俺は小さくガッツポーズをした。


さぁ!!これからもっと幸せになろぞぉ!!!



え?あの時の影分身?使い道は御想像にお任せしますwww

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