カカシ、そろえる

・・・やってまった。
いくらなんでも、コレは怒られる。
むしろ怒られなかったら俺、チョーへこんじゃう。
・・・浮気・・・しちゃいました!!
でも、相手は商売人のお姉さまだし、なにより任務が絡んでるし、怒られはしてもさすがに・・・別居・・・とか・・・離婚・・・なんて・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!やっばい!!
なんとかして隠さなきゃ!!
ど・・・どうしよう。
「カカシ」
うを!考え事してたら後ろから声掛けられちゃびっくりするでしょ!しかも、ナルトに声かけられちゃったら・・・
「・・・任務が成功して、今かえってきたとこで歩きながら寝てたみたいw」
なんて誤魔化してみても・・・
「カカシ・・・ど・ん・な方法で情報を持って帰って来たんだ?」
完全にばれてる・・・目が、声が思いっきり言ってる。
「あの・・・その・・・すいません!!!」
もう土下座だよね?総隊長に化けてるナルトに対しておもいっきり土下座かましたよ・・・。
「安心しろ。任務での色恋にいちいち怒りはしない。」
そういって、颯爽と去っていく総隊長事ナルトは、隠し切れていないほどの真っ赤になっているチャクラごと、こぶしを思いっきり壁にぶつけた。
壁どころか外壁や塀まで突き抜けている・・・アレで殴られたら良くて全身骨折。悪ければ全身バラバラ状態で即死・・・コワッ!俺の奥さんチョー怖い!
それでも、こうしてモノにあたっても俺に怒りをぶつけないのは、忍の奥さんとしてはモノッすごい出来た奥さんで、俺は正直に話そうって思った。


でも・・・あの機嫌のままじゃ怖い。
とりあえず、一楽にチャーシューテイクアウト頼んで、甘栗甘でおしるこもテイクアウトしたし、ちょっと高級な忍法書も買った・・・よし!!緩和策はとったぞ!!
いざ!
決戦の地へ!!




INカカシ&ナルトハウス
「カカシもバカなんだかなんなんだか・・・キスだけで浮気とはいわないってばよ・・・」
ナルトはニヤついた顔を隠すことなくソファに座っている。
その手には、三代目火影からパク・・・借りてきた水晶玉。
すべてを知った上で、それを知らせることもなく、ただただ欲しいモノを欲しいだけ買ってくれる旦那様に、人の悪い笑顔を隠してやさしくお迎えするのです・・・


   FIN

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