お買いもの戦争!!

やってきました木の葉の雑貨屋!!
ここは食器もパジャマも揃ってるから、俺の欲しいおそろいのマグカップもきっと揃うはず・・・
あぁ・・・ナルトが仮面のナルトになってる・・・こうやって外のナルト見てるとなんだか普段家にいるおとなしい姿は想像できないなぁ・・・でも、きっとそれがギャップ萌えでイイんだよねぇ・・・
「ナルト〜・・・どんなのがいいの?」
俺は優しい先生面で聞いてあげる。ナルトに普段みたいに接すると、仮面のナルトは「変な先生!!」って言って不気味に笑うから・・・怖いのよ・・・
「俺ってばこれ!!!!」
指差したのは強烈に元気なオレンジ色・・・でも、ナルトの好きな色は確か深い青だから・・・
『お前はコレな・・・』
ん?今のは、念話?・・・上級暗部しか使えない伝えたい相手にしか聞こえない特殊なしゃべり方・・・ん?こんなのできるのは、この雑貨屋に俺しかいないはず・・・
あ・・・すっごい殺気とんできた・・・そうだよね・・・ナルトからだよね・・・こんな目の覚めるようなオレンジ色を俺に使えと・・・
「ナルト〜?でも、ナルトはNって入ってるのが欲しいんじゃなかったけぇ?」
あきらかに周囲に聞こえるように言っても、
「でも、俺ってばこれがカッコイイってばよ!!」
ニッカリ笑いながら強烈な殺気飛ばしてくるナルトに先生困っちゃう・・・
『コ・レ!!!!』
あぁぁ・・・また念話だよ・・・怖いよぉ・・・
「じゃあ、先生はこれにしようかな・・・」
俺が手に取ったのは、下水の藻のようななんとも気持ちの悪い青色・・・
「先生は、これが良いってば!!」
ナルトはものっすごい笑顔で、きれいな色の青を選んできた。
さっきオレンジとは全然違う、きれいな色・・・
『これ、俺の』
・・・あぁ。怖い・・・これ、断ったらきっと速攻帰られるんだろうな・・・そして、きっと暗部用の宿舎にでも勝手に行っちゃうかも・・・
「じゃ、先生のそれで」
仕方ない・・・だって今逆らったらとんでもない殺気叩きこまれて、こうしゅうの面前で倒れちゃいそうだし、そんなことしたら、俺の虚弱説が説じゃなくなりそう・・・
ま、任務行くたびにチャクラ切れで入院してる俺が悪いんだけど・・・
「カカシ先生!!俺ってば、今日は御寿司が食べたいってばよ!!」
かわいいナルトのおねだりに、思わずゆるむ顔と財布・・・
ついつい回転ずしに連れて行き、ついつい好きなだけ食べさせてしまった・・・
「おなかいっぱい!!」
それはそれは嬉しそうにしているナルトの顔をみつつ、俺はさっさと会計をすませる。こんなところで時間をくっていたらおそろいのパジャマも、ちょっとエッチな下着も買えないじゃないか!!

「カカシせんせ〜!!食後はアイスだってば〜!!」
すでに店舗に入りながらナルトが叫んでる・・・
もう!!時間ないのに!!でも、かわいいナルトのお願いならしょうがないな!!
も〜・・・ナルトはツンデレさんだから仕方ないか(笑)




FIN

オマケ
フフフ・・・回転ずし、アイス・・・俺が本当にそんなものに嬉々として行くと思うな・・・お前の考えは読めている・・・おそろいなんて絶対にかわせない!!!!!

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