いろんな意味で

最悪だ・・・かっこつけて敵忍捕まえるまでは最高にカッコよかった俺・・・きっとそこまでならナルトがほれぼれしてたはず・・・


でも、今は病院のベッドの上・・・
その隣に佇む狐面の暗部・・・
「ナルト?」
問えば、とんでくるのは明らかにナルトのチャクラ・・・
やっちまった・・・好きな相手に失態のしりぬぐいをさせるなんて・・・俺って格好悪い・・・


「カカシ先生・・・途中までは格好よかったから、まぁ・・・いいんじゃねぇか?」
面から出ている耳は真っ赤になってるし、抑えきれてないのかナルトのチャクラダダ漏れだし・・・あれ・・・イイ感じ・・・?
「ナルト〜!!!!俺・・・(いろんな意味で)元気になっちゃった!!!」
ベッドから降りて、ナルトの面を引っぺがしたら、それと同時にナルトの変化も溶けちゃって、小さくて可愛い俺のナルト登場・・・
そのままベッドに乗せて押し倒してみる・・・
「このド変態が!!!なんでかたいんだよ!!!」
「だって・・・言ったでしょ?」
「・・・?」
「元気になったの!!」
アッハッハ・・・俺ってこんなにセーブできない人間だったんだぁ・・・
あらら・・・これはもうナルトのせいだよね?
良いよね?
病院だけど・・・
元気なんだもん(いろんな意味で)

「いっただっきま〜す!!!!」
「ぎゃーーーーーー!!」
どんなにすごい忍でも所詮はお子様。肉弾戦で俺に勝とうなんてまだまだだよ・・・
しかも、ナルトがもし俺に勝つようなことがあれば、病院だし、下手するとばれちゃうかもだからねぇ・・・


そんなわけでして、
俺はそのままオオカミさんになり、ナルトをおいしく頂いたのはいいけど・・・
「痛かった?」
「・・・」
「でも気持ち良かったでしょ?」
「・・・」
「だって俺のおなかにこんなにとんでるよ?」
「・・・っ!!!」
「ナルト・・・ねぇ・・・キルトヨカッタでしょ?」



「しばらく寝とけ!!!」


との一言と共に、ありえない速度の一撃(ナルトの本気蹴り)を喰らい、あえなく予期せぬ長期休暇を過ごすこととなった・・・

[ 9/27 ]

[*prev] [next#]
top
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -