ちゅーちゅーするぞ!!2

「じゃ、ナルトは吸血鬼だから血を飲まないと飢えたままなの?」
なんて、わかってるけど聞いてみればナルトがコクンとうなずいた。
「ナルトは吸血鬼なのに太陽とか平気なんだね?」
そういえばニンニク入ってるギョーザも気にせず食べてたなぁ・・・
「俺ってばハーフだから、基本的には人間と変わんないってば。でも満月が近くなってくると血が欲しくて牙が出てきちゃうんだってばよ・・・」
そういって、口を開けて見せてくれたのはチョコンと伸びた犬歯・・・かぁわいい!!
「カカシせんせ〜・・・俺ってばもう・・・」
トロロンとした目で見つめられたらもう俺は抵抗できません!!
「いいよ?ただし、俺を殺さないでね?」
そう言って上半身のすべてを脱いで口布を外した
「せんせい・・・かっこいいってば・・・」
もう恍惚としているナルトに手首を取られて口をもっていこうとしたから、なんとなくイメージと違うから聞いてみる
「首から飲むものじゃないの?」
「え?首から飲んでいいの?」
不思議そうにナルトが聞いてきた。・・・今までダレの血を手首からもらってたんだ・・・
「じぃちゃんは手首からしかくれなかったってば・・・」
火影様か・・・あの人はなんでも知ってるし、なんでもするな・・・
「でも、首からもほうが新鮮でおいしいんだってば・・・いいの?」
そう言ってるナルトはすでに俺に抱きついてるし、俺の首筋に犬歯が触ってる。必死に牙を立てるのを我慢してるようででプルプル震えてるし、かわいそうになってきたから早々に
「いいよ」
って言った瞬間、首筋に犬歯が刺さるチクリとした痛みが走る。
ナルトが俺に抱きついてるってだけで俺の一部が激しく主張してくる。
あぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっ!!!今なら笑って死ねる!!
「はぁぁぁ・・・カカシ先生の血はおいしいってばぁぁぁぁぁ」
すっかり弛緩して俺に抱っこされて満足げにおなかを撫でてるナルトの髪のそっとキスをしてみる。
「ナルト。のどかわいたりおなかすいたらおれに言って?いつでもあげるからさ」
抱っこされてたナルトが俺に向き直ってきた
「いつでもちゅーちゅーしていいってば?」
ちゅーちゅー!!!かわいい!!激カワッ!!
「いいよ?」
「ウフフ・・・先生は太っ腹だってばよ〜。カカシ先生の血は絶品だから、俺ってば毎日でもいいってば!!」
ニコニコしつつ抱きついてきちゃって・・・もう我慢できない!!
「そのかわり!!俺はナルトをイタダキマスッ!!!」



ってワケでおいしくいただいちゃいました・・・
「カカシ先生の血がおいしい理由わかったてば」
足腰たたなくなるまでいたしちゃった俺の腕の中でナルトがぽそぽそ喋り出す。
「発情期は血気盛んになるからおいしいって前に教わったんだってば・・・」
え?仲間いるの!?
「だれに!?」
「通りすがりのこうもりさん。丁寧に教えてくれたってばよ?恋してる女の子とか、恋人の血はおいしいって」
あぁ・・・一応は仲間なのかな?俺は蝙蝠にはすわれたくないからね・・・
「カカシ先生は発情期なんだってば?」
この子は・・・なんて鈍チンなの・・・
「俺はナルトが大好きなの。だから、ナルトを前にしたら毎日発情期・・・」
おでこにキスしたら、ナルトは真っ赤になって後ろを向いちゃった。
そういえば順番逆だったな〜。
告白前にいたしちゃったもんな〜・・・
「俺ってば・・・」
ん?
「俺ってばカカシ先生が大好きだってば!!」
真っ赤な顔のまま抱きつかれたら俺だって真っ赤になっちゃうよ!!
はぁ・・・かわいい・・・
「ナルト・・今日から俺以外の人からもらわないでね?」
「・・・でも、そしたらカカシ先生干からびちゃうかもよ?」
「じゃ、毎日造血薬のむね?」
ベッドの中でじゃれあって、俺たちはそのまま眠りについた。


  FIN
おまけ
「あれ?カカシさんまたレバニラ定食ですか?」
「はい。血を多くしないとおけないみたいで・・・」
「貧血症ですか?大変ですねぇ・・・」
木の葉の食堂で俺ががレバニラを食べる姿がよく目撃され、しばらくの間、俺はは虚弱体質という不名誉なうわさが流れた。
「・・・仕方ない。ナルトのためだ・・・」

「カカシせんせーちゅーちゅーしたぁぁぁぁいい!!!」
・・・かわいいモノには逆らえません!!


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