つくってみました1

ある日の朝・・・
「あれ?・・・おれってば・・・ん?・・・???」
なるとはいつものようにカカシの腕の中から這い出して、自分の異変に気づく。
しかし、己の違和感にまったく正体をつかめないまま、ナルトはしばし考える。
「お?」
ナルトの足元には、カカシが手ずからつけてくれたペニスリングが落ちていた。
カカシはそれをはずすとひどく怒るので、なるべくはずさないようにしているナルトは、不思議に思って、自分の下半身を確認する・・・
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
その絶叫に、隣で熟睡していたカカシが飛び起きる。
まくらの下に隠してあったクナイを握っているのは、習性であろう・・・
「どうした!?」
緊急事態だと物語っているナルトの顔をカカシがグイッとつかむ・・・
「ん?ナルト?」
カカシの隠されていない車輪眼は不思議なチャクラを見た。ナルトであるはずの人物から、ナルトとはちょっと違うチャクラが流れてくる・・・
「ナル・・・どうしたの?」
心配げに聞くカカシに、ナルトがそっと指をさす
「俺ってばチンコなくなっちゃったってば・・・」
指先をたどって、カカシが見たのはなんと、普通であれば小さいながらも突起物が付いている場所に、控えめなくぼみが・・・
「えぇぇぇぇぇっ!!とりあえずエッチしよう!!」
なんでか緊急事態にも関わらず、カカシはソッコーでナルトを押し倒し、見事に処女膜を破ってしまうのでした・・・




「・・・ていうわけで、起きたらこんなんだったってばよ・・・」
三代目のいる執務室で、気にせずに全裸になるナルトに、火影は驚愕する。
その場にいるすべての者が「どういうこと!?」って感じである。
ちなみに、この場にいるのはサクラ、ツナデ、紅、火影そしてカカシである。
ナルトの体の都合上、呼ばれたツナデが真剣にナルトの体を観察する。
「これは・・・なんだろうねぇ・・・通常ならありえないんだから、何かの術か・・・アレの仕業か・・・」
これからのナルトの生活に際し、女子の力が必要になると判断して呼んだサクラに配慮して、ツナデは言葉を濁す。
「とにかく、ナルトはこんな体になっちゃったし、サクラ。これからよろしくね?ナルトに女の子のこと教えてやって?俺にはおしえられないし・・・紅も・・・頼む。」
カカシが丁寧に頭を下げれば、女子二人は凍りついて「ナルトのためならなんでもする男・・」とかなんとか、小声でささやき合っている。それを聞こえているが反論できないカカシは、聞こえないフリで不安そうにしているナルトにそっと近寄る。
「俺のカード好きに使っていいから、サクラと服買いにいっといで?」
そういって財布ごとナルトに渡して、そっと背中を押した。
『カチャ』
子供二人がそろって部屋を出た瞬間・・・
「あれ九尾のせいだな」
おもいっきり言い出したツナデに皆が驚愕する。
「「「え?」」」
皆が一様にうっすらそうは思っていたが確証が持てなかったことにおもいっきり決定をしたツナデ
「カカシ・・・お前ナルトと付き合ってるんだろ?毎日毎晩お前に情熱的に抱かれて、おもいっきりナカダシされりゃイロイロ消耗すんだよ・・・回復するより体つくり変えたほうが宿主のためだと九尾が思ったんじゃないか?封印されている身としては、身の平安は大事だろうし・・・な・・・」
ニヤッと笑うツナデに周囲の冷たい視線にさらされたカカシはシレっと
「そりゃ、愛がありますから・・・情熱的にアイシアッテルし?毎晩がっつりナルトの中に想いを届けてますけど・・・それで女体化しますか?」
カカシのもっともな開き直りに周囲は、複雑ながらもうなずく・・・
「受身の消耗は半端じゃないらしいからな。ナルトの事を考えると、この方がいいかもしれないよ?それに、里の優秀な遺伝子を残せるって意味でも結構イイじゃないさ」
けろっと笑いながら言うツナデに、カカシは乾いた笑いを浮かべつつ、火影をうかがう。
「確かにそうじゃのぉ・・・ナルトがおなごだとなにかと都合がいいな。公式にカカシと結婚すれば、もう無用のけがはなくなるじゃろうし、里の優秀な血筋が残る。しかもひ孫が見れるのじゃ・・・!」
ちょっと私情が入りつつも確かにうなずける理由をあげられて、カカシは納得せざるを得なかった・・・
「でも、里への公表はどうします?」
これまで黙っていた紅が、不意にはっした言葉に周囲が黙る。
「じゃ、どっかの国で呪いを受けた・・・とかで」
まるでおとぎ話のような事を言ったカカシは、話は終わりとばかりにドロンと消えてしまった・・・





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