未曾有の大事件!?1

チビナルです!!四代目がまだ生きてます。
九尾が襲来してません。
短いお話の中なのに続きモノですm(..)m

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四代目火影が統治する木の葉隠れの里は、忍の里である。
そして、忍は常に冷静沈着で、耐え忍ぶことのできるそんな存在である。それを地でいくのが木の葉の里のエリート忍者こと『はたけカカシ』師である四代目火影・ミナトすら舌を巻く天才。
任務に出れば情け容赦なく任務を遂行し、事務をすれば火影の右腕と呼ばれている。それがカカシである。


「カカシ君・・・そろそろナル君のお迎えの時間じゃない?俺行きたいなぁ・・・なんて・・・」
里の責任者であり、ナルトの父親であるミナトは、カカシの顔色を窺いつつ切り出せば、無言の威圧と共に、終わっていない書類を指差された。
「・・・これ終わったら迎えにいってもいいですか・・・?」
ミナトの小さくなっていく声にため息をつき、ナルトを預けている保育園に遅くなるとレ連絡を入れるために受話器をとる
『RRR・・・RRR・・・はい。木の葉保育園です。』
保父さんが出た瞬間にカカシは嫌そうに顔をゆがませる。木の葉保育園のイルカ先生が電話の相手であるが、ナルトはこの先生が大好きで、よく張りついている。カカシは自分以外のナルトと仲の良い者、ナルトがひっつくものが大っきらいなのである。
「あっもしもし・・・うずまきナルトの保護者ですが、今日はちょっとお迎えが遅くなりそうでして・・・」
やさしそうな保父さんの声に若干の苛立ちを覚えつつも、カカシは申し訳なさそうにつ告げれば、
「あれ?ナルト君でしたらさっきカカシさんががお迎えにきましたよ?ナルト君もそれは嬉しそうに抱っこされてましたけど・・・」
これまでカカシが外に出たのは、ミナトがどうしても炭酸が飲みたいとごねた時に自販機に出向いた以外は影分身すら出していない。
「そんな!?いつですか!?」
『つい15分ほど前です。・・・まさか・・・カカシさんが電話してきてるんですか!?』
「・・・すぐに行きます!!」
『ハイ!!』
カカシの顔のがざめ方の尋常じゃない様子にミナトが真剣な顔を向けて、無言で報告を要求する。その手にすでに巻物やクナイ、火影のマントなどが持たれ、出ながら聞く。とでも言うように、ドアを出る。あわててついていきつつことの事情を報告するカカシの顔は青ざめた色から憤怒の赤に変わってる。もちろん、ミナトは普段の笑顔が消えうせ、冷淡な光をその蒼に宿している。



「カカシさん!!・・・火影様ぁ!?」
いきなり里のビッグ2の集合に保育園の先生たちはもとからあわてていたのに拍車をかけてあわてている。普段からカカシがお迎えに来ていたので、カカシには抵抗のあるが、まさかいきなりの初動捜査から火影が来るとは思っていなかった面々は、わたわたと状況報告をしていく。

「要約すると、完全にカカシ君の姿をした男がナル君を迎えにきてるんだね・・・そして、電話以降ここら辺をくまなく探したが手掛かりはない・・・と・・・」
ミナトの要約にうなずく先生たちにお礼を言って職務に戻るよう促し、遅まきながら到着した暗部に状況を説明し、火影の息子を誘拐するという大事件の捜査が始まった。
「先生は火影邸にいてください。もしかしたら要求とかあるかもだし!!」
忍犬総動員+車輪眼で捜索するカカシは、ミナトを促し、なにかあればお互いに連絡をしましょうと言うとともに消えていった。ミナトは探しに行きたい心を抑え込み、ナルト捜索の本陣となっている火影邸へ急いだ。


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