ニキビ

俺、はたけカカシは大変に困っている・・・
と、言うのも最近最愛の恋人、ナルトにニキビができた。。。おそらくラーメンの食べ過ぎだろう・・・それはいい!!しかし!!ナルトのニキビができた場所は・・・おもい・思われ。フリ・フラレのフリの方・・・
困る・・・ナルトにふられたら生きて行けないし、生きる意味がない。一日一回はナルトに触れ、3日に一回はともに眠り(眠る前も大事)、一週間に一回は照れ屋なナルトから大好きって言われないと俺は死んでしまう!!これぞ死活問題!!
あぁ・・・と、言うわけで木の葉最新鋭の設備の揃った皮膚科に予約を入れ、暗部時代に世話になっていた傷を隠す人口皮膚を作る業者さんに頼んでナルトの皮膚っぽく作ってもらう。
そして、寝ているナルトを起こし、眠気眼のナルトに瞳術をかけて強制的に眠らせる。


皮膚科でニキビをレーザーで治療してもらい、その跡を人工皮膚で消す。というか、隠す。ニキビなんてなかったことにして、ナルトからフラれるという予感ごと消し去って満足な俺は、ナルトの瞳術を解いて、きらきらの蒼色が俺を見つめて
「おはよぁ・・・」
と、舌ったらずに言ってくるのにキスとハグで答え、日常生活に戻っていこうとした・・・

「あっ!!俺のフラレニキビがなくなってる!?」
ナルトが鏡を見ながら叫んでいる。
「?」
のぞいてみれば、先ほど治療し、隠した場所をしきりに見ている。
「ナルト?右頬ってフリニキビじゃないの?」
「ちがうってばよ!!フラレニキビだってばよ!!サクラちゃんに言われたってば!!」
・・・よかった・・・俺がナルトをフルわけないし、別れる=死なんだから!!あ〜・・・よかったぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁあっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁっぁ!!!とか、心の中で叫びつつも、平静を装って
「俺はナルトをフるなんてしないし、もう消えたならよかったじゃない。」
俺が口布も額当てもとってほほ笑むとナルトは大概おとなしくなる。どうやら未だになれなくて恥ずかしい気持ちになるのだそうだ。
かわいく黙っちゃったナルトを抱っこしてリビングに座り、日がなのほほんと過ごす。
あぁ・・・今日も幸せ・・・




「カカシ先生おやすみってばよ」
「はい。おやすみ」
お子様なナルトはベッドに入るとすぐに熟睡・・・その間に人工皮膚をはがして消毒したり張り直したり、新しくニキビができないように化粧水やら、乳液を塗りこんだ結果、ナルトは女子もうらやむ里一番の美肌ちゃんになっちまいなした・・・
触り心地よくていいんだけど、みんなが触りたがるから考え物だ・・・ニキビがちょっとあるくらいがちょうどいいのかな・・・とかおもわないでもないよねぇ・・・



               FIN

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