カカシ、戦場にて1

『キンッ・・・ガッ・・・ドゴォォォォォン!!』
ここは木の葉の里から離れた国境付近。
唐突に戦を仕掛けてきた抜け忍との戦闘中・・・。そもそもの発端は木の葉や他里が協力して抜け忍の掃討のための大規模な作戦が組まれていること情報が抜け忍組織にばれた事だと思われる。
そして、その組織は元暗部や元上忍といった強者がおおく、木の葉の里は現役暗部、上忍、特別上忍といった面々が出されている。
もちろん、その場にはカカシもいる。
「はぁぁ・・・ナルトに会いたい・・・」
最前線は現役の暗部や戦闘における特別上忍たちが頑張っているおかげで今のところ後衛のカカシは比較的血しぶきをうけるようなことはない。
もちろん、戦闘中ということもあり、キレイなままというわけではないのでるが・・・
『ザシュ!!』
今も元音忍と思しき抜け忍をさっさと切り捨てながらも抜け切った声を発している。
「お前のところの狐に本気出させれば一発でこの戦争おわんだろ・・・連れてこいよ」
『ドゴォ!!』
なんとももっともなことをいいながら敵をぶっ飛ばしているのはアスマ。
「そうよ!!私だってお風呂入りたいし、明後日からバーゲンなんだから!!!」
『ズゴン!!』
恐ろしいまでのかかと落としをくらわせているのは紅。
現役を退いているとはいえ、凄腕の後衛たちはのんびり会話をしているようにみえるが、しっかり敵忍をやっつけております・・・。



そして、忍とて人間。
休息も必要なワケで、カカシは行ったん戦線を離れた。
一緒に戦線を離れてきたアスマが自分はさっさと寝ようとしている・・・戦線からかっさらってきた紅を腕の中で休ませつつこっそり話しかけてくる。
「おいカカシ。そろそろリフレッシュにテントに行ってきたらどうだ?」
なんて言われてせっかくやっと落ち着こうと思ったのに・・・
でも「さっさと行け」とか「おまえなら絶対リフレッシュできっから」とかにやにやされながら言われたら断るのもめんどk・・・悪いからちょっと散歩がてら歩く。
拠点には慰安のための忍がいる。(ちなみにそういうお姉さま方は志願制。そういうことが好きな人ばっかりだから遠慮はいらないってワケ)好みの相手に変化して慰めてくれたりする素敵な方々・・・
まぁ、床上手なお姉さま方なんだけど戦争が長引くと需要が増えるってわけで、忍ではなく一般の職業のお姉さま方も投入されたりしてるらしく、拠点の一角が吉原状態・・・ちょっと通りすぎるにも
「おにぃさ〜ん・・・寄ってかない?」
なんてしなだれかかわれる・・・
(俺はお前らのような化粧クサイより石鹸の臭いの乳臭い俺のマイスウィートにしか起たないんだよ!!!)
なんて、心では思っていてもそれは商売してるお姉さま方に悪いからおくびにも出さずに通りすぎる。
「・・・誰にでも化けるよ〜?」
なんて、絡みついてくる色対応の女忍にはちょっとピクッて反応しちゃったんだけど
「あらカカシさん。火影さまの命令でナルトには化けれないのよ〜」
って先手を打たれた。
(ま、ナルト本人じゃない限り俺の触手は動かないけどね〜)
と、テコテコなんとなく歩いていると・・・
「ん?」
なんと、目の前には『カカシ専用』と書かれた厳重なテントが
(これはなに?)
『スッ』
テントの幕をめくって入ってみれば、そこにはすやすや眠るカカシのマイスウィートハニーにして里の最終兵器・・・


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