ナルト、ヤッちゃう

「カァシ・・・なぅともうダメ・・・」
「ナルト・・・もうちょっとだから・・・ハァハァ・・・」
「ひぅ・・・ん・・・はぁ・・・もう・・・でちゃうぅ・・・」
「ハァハァハァハァ・・・もうちょっと・・・」
「もう・・・あはぁぁ・・・」
『ジョジョジョジョジョ〜・・・』
なんだかエロい会話に聞こえますが、絶賛お漏らし中のナルト・・・


今日は、木の葉スーパーの売り出しの日。晴れ晴れとした青空の商店街を闊歩する九尾の少年ナルトと、その後ろをのんびりついていく飼いぬs・・・保護者のカカシ。
今日は、最近メキメキと忍術が上達してきたナルトへのご褒美になんでも買ってあげると約束したため、意気揚々とはしゃぐナルトにもうとろけるような視線を送っているカカシ・・・
スーパーについて、ナルトはいつもカカシが持ってくれる大きな買い物かごを持ち、明らかに引きずりつつお菓子売り場へ直行する。
「ナルト?かご持ってあげようか?」
カカシの優しい言葉に一瞬、かごをカカシに渡そうとするナルトであるが、
「だいぉぶよぉ!!」
と、ニコニコとカカシに断ってえっちらおっちらかごを抱えつつ、ほしいものをポンポンとかごに入れていく。
あらかた入れ終えたナルトは、
「こえ!!」
と、カカシにかごを差し出し、首をかしげる
「はいはい。これだけでいいの?」
カカシがかごを預かって会計を済ませれば、ナルトが
「かぁし〜あいちゅも!!」
スーパーの隣にある某31アイスクリームの看板を指差す。
カカシがいいという前に店に入り、慣れた様子で「こぇとこぇ!!」と、店員さんに注文してる成ナルト。
「今なら無料でダブルをトリプルにできますよ?」
明るい声の店員さんに「もう一個選んでね?」とか甘い誘惑をささやかれたナルトは、もうひとつ指差して、ご満悦。
カカシは「まぁいいか」とかいう甘い考えで会計を済ませ、ナルトにアイスを渡して抱っこする。
「アイスこぼしちゃうといけないから、抱っこで帰ろうね?」
アイスにご満悦のナルトは、パクパクと食べ進めていき、小さい顔はアイスでべたべたになりつつ完食した。



その数分後・・・
「かぁし〜なぅと・・・ちっちしちゃい・・・」
カカシピンチ・・・マンションまでダッシュであと3分。
カカシはナルトを抱えてもうダッシュ・・・はぁはぁと若干息が上がった状態でさらに忍びよけにチャクラが練れない上忍専用マンションのエレベーターが5階で止まったまま・・・
「そういえば今日は5階に新しい上忍が入ったんだっけ・・・」
荷物の搬入と言う受け入れがたい事実を思い出したカカシは、エレベーター横の階段を駆け上がった・・・そらぁもう全力で・・・


「カァシ・・・なぅともうダメ・・・」
「ナルト・・・もうちょっとだから・・・ハァハァ・・・」
階段をの登り終え、高級マンションならでわの各階にある認証式自動扉を速攻で開けるカカシ・・・
「ひぅ・・・ん・・・はぁ・・・もう・・・でちゃうぅ・・・」
さらに、家の鍵をあけるべく、ナルトをちょっと乱暴におろしてポケットを探る。その間、ナルトは内股で股間を抑える究極の状態・・・
「ハァハァハァハァ・・・もうちょっと・・・」
『ガチャ!!バタン!!』
もう壊れるんじゃないかと言う勢いでドアを開け、ナルトをトイレに連れていくべく抱えた瞬間にナルトの下腹部に触れてしまったカカシ・・・
「もう・・・あはぁぁ・・・」
『ジョジョジョジョジョ〜・・・』
ナルトの鳴き声と共に聞こえてくる盛大な水音・・・




「なぅと・・・もう成獣になるのに・・・」
お漏らしがショックだった様子のナルトはせっせと玄関を掃除するカカシをよそに、とりあえずシャワーできれいにしてもらった下半身や尻尾を見下ろし、なんだかものすごいショゲショゲで立っている
「ナルト・・・大丈夫だよ?ナルトはずっとトイレなんかない生活してきたから我慢なんかしなかったんだよね?それが今日は我慢してたんだから偉いよ?獣生活ではありえなかったでしょ?」
カカシに頭を撫でられて、ちょっと復活したナルトは、そのままの恰好で買ってもらったお菓子を頬張りだした。

その後、後片付けの終わったカカシが見たのは、すっぽんぽんで顔中お菓子まみれ、こぼれたお菓子で全身お菓子まみれのナルトであった・・・





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