ナルト、ちいさくなる1

木の葉の里で新薬が開発された。その名も『小さくナール』
開発したのは、木の葉の伝説のくの一だという・・・。
そして、この新薬の開発によってより敵に見つからずに潜入することや相手の情報を探ることができると期待されている。
そして、ここにもあらぬ期待を抱く男が一人・・・・
「ポータブルナルトかぁ・・・」
もちろん。この男は至って真剣に、真摯に考えております。
愛読書であるいかがわしい本を開くことなく、ただただぶつぶつと喋りながら自慢の豪邸に帰っていく男はちょっぴり不気味で商店街の皆さん道をあけるほど・・・。
「ただいま〜」
玄関で大きな声でいえば、これまた大きな声でかえってくる
「おかえりってばよ〜」
愛するナルトにおかえりっと言われて男は鼻の下を伸ばしてキスを送る。
「ねぇナルト・・・」
「なんだってば?カカシ先生?」
神妙な顔で抱っこしたナルトと一緒にリビングに移動してさっさとソファに座る。ちなみにこの時ナルトの定位置はカカシのひざの上。
「あのさ。一日だけでいいから、俺のモノになって?」
「もうカカシのモノだってばよぉ」
おもいっきり照れながら言われたカカシは嬉しそうに頬ずりをする。
「じゃ、これなめて?」
渡された錠剤をいぶかしげにみたナルトはなんの疑いもないような顔でそれを口に入れて手近にあった水で飲み下す。
「これなんだってば?」
飲んでから聞くあたりが全幅の信頼を感じてカカシがにこっと笑いながら頬や頭をなでる。
「ん?今話題の『小さくナール』今度の任務用にもらったんだけど、作戦上使わなそうだからさっ!!」
にっこり笑ってナルトを見つめるカカシ。
そのカカシにみつめられているナルトはサイズだけがどんどん縮んでいく。
「あれ?カカシ?俺ってばどうなってる?」
そういってナルトが見上げてみれば、さっきまで手で持っていたペットボトルが自分より大きく
「おいで」
と差し出されたカカシの手がベッドのようなサイズになっている
「おれ・・・ちぢんだってば!?」
「だって『小さくナール』だもん。縮むよ。効果は1日!!明日の夜までそのサイズ〜♪」
カカシにニコニコされながら、ナルトはカカシの胸ポケットにINされて、そのままカカシは夕食を作るべくキッチンにたつのでした。。。

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