ナルト、いざ任務

今日も今日とて、カカシ班は任務をすべく集合しています・・・
「今日は、新しくできた喫茶店のお手伝いで〜す。」
サスケのいやそうな顔の割に、ナルトとサクラはおもしろそうだと喜んでいる。
「じゃ、これに着替えてね?」
「「「え〜!!!!!?????」」」
三人に渡されたのは、サスケには黒猫の耳としっぽのついたタキシード。
サクラには、ピンクの猫耳カチューシャ付きピンクメイド服。
そして、ナルトに渡されたのは・・・
黄色い猫耳付き黄色いメイド服・・・
「だってしょうがないでしょう?任務条件が『タキシード1、メイドさん2』なんだから・・・それとも、この任務を10班に振る?シカマルとチョウジならどっちに着せる?それとも、リーかネジ?キバとかシノ?」
「・・・うぅ〜」
ナルトが頭を抱えてしまっている様をカカシはひそかにかわいくおもっていた。
「じゃあ、俺とイノとか、テンテンとか、ヒナタとかと交換しりゃよかったじゃん!!」
ナルトじゃ必死に考えてなんとか出した答えをカカシに一蹴される
「お前・・・サスケを前にしたイノとサクラがまともに任務できると思う?テンテンはガイ班で遠征に行ってるし、ヒナタに接客とかかわいそうでしょう?」
・・・確かにって納得してしまうような言葉。
「それに、ナルトが着てるの見てみたいなぁ?きっと世界一かわいいよ?」
なんて、愛するカカシに言われてしまえば、ナルトはノリノリになってしまうのも仕方のないことで・・・


「着たってばよ〜・・・俺ってばかわいい?」
すそをピラッとめくって言われた日には・・・
「か・・・かわいい〜!!世界一かわいいよナルト!!」
抱っこしてそのまま肩に担ぎあげてしまって、そのまま開店前のホールで依頼主である店長に対面した。
「これはこれは、かわいいメイドさんとかっこいいバトラーさんですね!!では、今日の仕事の内容を・・・」
店長の説明は簡単な接客をしてほしいとのことで、メイドさん達にはかわいらしく、バトラーであるサスケには凛々しく接客してほしいとのことであった・・・
「じゃ、そろそろ開店だし、みんな頑張って頂戴?」
カカシは邪魔にならないであろう席をひとつかりてそこでみんなを見ていることにした。


開店してみれば、サスケはスマートに注文を取って、サクラとナルトがせわしなく注文品を運んでいる。
「キャ!!」
そんな中で、中にはいたずらをする不埒な男もいるワケで・・・
「もう!!次やったら殴りますからね?(しゃーんなろー!!!)」
激怒しているのが伝わる威圧感のあるスマイルでその場を去るサクラは本当に強い子に育ったと嬉しくなるカカシ。しかし・・・
「うひゃ!!」
一方で、もうひとりのメイドさん。ナルトがおしりを触られると・・・
『ヒュン』
目にも止まらぬ速さで、ナルトのおしりを撫でた手に手裏剣がトぶ。
「?」
ナルトは手をひっこめられたことを疑問に思いつつ、きっと自分のおしりが固かったのにがっかりしたのかな?なんて、勝手に考えて厨房に商品を取りに行く。
「これを1番テーブルに!」
せわしなく動く厨房から指示が出て、それを持っていくナルト。
「ん?一番テーブルはカカシ先生だってば!!」
嬉しそうにモーニングセットを持っていくナルトの背後で、サクラとサスケが苦笑いをする
「「もう仕事には戻ってこない(な・ね)」」



その後、カカシの膝の上でのんきにモーニングセットを食べだす黄色い猫耳メイドさんと、バトラー姿に変化したカカシの影分身が働く姿が目撃された・・・


  FIN

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