カカシさんと小悪魔ちゃん1

ここは木の葉のはずれ。木の葉の里が他の里からの侵攻を防ぐべく設けられた幻術や無数の結界トラップが敷かれた森。通称「桴海(ふかい)」この桴海の近く、通常であれば近づかないであろう場所に、今日もトンテンカントンテンカン・・・大工さんが一生懸命に何かを作っております。


「ナルト!!ここだよ!!」
今日は任務の日・・・桴海へ入るものがいないように壊れた柵の修理と強化が今日の依頼。それに便乗して現在ナルトと二人暮らし(ヨウコさんは眼中になし)の幸せ野郎カカシは、ナルトのためにアカデミーより広いのではないかというくらいの豪邸を建設中であるカカシが買った土地をナルトに見せに行ったのである。。。ちなみにサクラとサスケも一緒である・・・「今のうちにサスケに牽制入れとかなきゃね!ナルトは俺のだも〜ん」とか思っているカカシであるが、サクラもサスケもカカシがナルト愛であることを重々承知しているため、カカシとナルトから少し離れてそれはそれは広大な土地と建設中ではあるが明らかに二人暮らしには適さないであろう大豪邸を何とも言えない顔で眺めている。
なぜカカシがこんな豪邸を建てたかって?




「あっ・・・はぁ・・・カカシせんせ・・・ん・・・」
「ナルト・・・可愛いよ・・・もっとチューさせて・・・」
ここはカカシが住んでいる高級マンション。外は豪勢な夜景。中は白と黒を基調としたさっぱりとした空間。そんな中で濃厚なキスを交わす二人・・・
「今日こそ最後まで!!!」という意気込みのもと、濃厚なキスをしかけるカカシであるが、ちょっぴり及び腰のナルト。
「・・・カカシせんせ・・・んぅ・・・ハァ・・・」
徐々にナルトの服を脱がせていくカカシ・・・
「ナルト・・・ナル・・・愛してる・・・カカシって呼んで?」
キスの合間にささやくカカシ。ナルトは吐息のようにいとしい人の名前を呼ぶ
「カカシ・・・」



ナルトが家に来ることが決まったその日に買い替えた大きなベットにナルトを組み敷き、自分も額当てと口布を完全に取り払い、上半身裸になる・・・
「カカシ先生・・・かっこいい・・・」
はじめてカカシの素顔を見たナルトは、ため息をつきながらカカシの顔をなぞる。
「ナルト?俺の顔見るのはじめてだっけ?」
「今までは額当てか、口布どっちかしてたってばよ」
夢見心地のようにふんわりと頬笑みながらナルトが応える。
「俺以外に見せちゃヤダってば」
組み敷かれている故に上目使い+興奮してうるんだ瞳・・・カカシにとっての殺傷能力はクナイ以上に高かったようで。。。
「グハッ!!!」
今までは優しく暗部仕込みの鉄の理性で接してきたカカシ。しかし、どんなに理性をもってしても、恋い焦がれた天使が目の前で自分への独占欲を発揮してるこの状況・・・
「ナルト〜!!!!!!」


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