旦那の岡惚れ | ナノ




「ねーなまえ」
「なに? しのっち」
「あんたが引いたお題ってなんだったの?」



「あーお題?『赤団の男子』だよ」



「へーそれであの真田君を?」
「うん。丁度良い所に居てくれてよかったよ」

「あ、それでね、しのっち」
「なに?」


「真田君ね、私が持ってた桃の飴の匂いがした」
「へー同じ飴持ってたんじゃないの?」



「わー同士が出来たー。真田君とこれから仲良くしよ」
「飴一つで?」
「うん。だって、あの飴持ってる人って少ないし」
「ま、なまえが良いなら仲良くしたら?」
「うん、そーする!」



(一応は、報われた幸村君)
[ 7/30 ]
[*←] [→#]
[戻る]
×