博愛主義な主人公


・主人公は博愛主義で一夫多妻制にロマンを感じている
・そんな主人公に一途な恋をするルフィ(乙女ではない)


「ナミちゃん、今日も太陽色の髪が可愛いね」「ロビンちゃん、一緒にこの歴史書を読んで夜を明かさないかい?」

とにかく麦藁海賊団には女の子が二人いるから愛しまくります。愛すといっても肉体的にじゃなくて精神的に。まるで片手に聖書を持つ牧師のように。そして時には男まで口説き始めるから恐ろしい奴。

「ゾロの鍛え上げられた筋肉はたまらないね」「サンジ、俺のためにデザートを作ってくれよ」

聞いてると砂吐きそうなことを平気で言う。ルフィはそんな優しい主人公が好き。でも主人公はルフィにだけは当たり障りの無いことしか言わない。「ぼうしずれてるよ」くらい。主人公は変に求められると逆に戸惑ってしまうので、ルフィに好きだとか言われると理由を聞き返したりする。執拗に。

「どうしてルフィは俺のことが好きなの?俺のどこがいいの?好きってなんなの?」

まさかお前に聞かれるとは思わなかったみたいな疑問が次々と出てくるのでクルーびっくり。ルフィは男気溢れるので、「好きなもんは好きだ!」とひっくるめてしまう。納得いかない主人公は、翌日からも当たり前のように博愛主義。相変わらずルフィはターゲットから外れているので、ルフィ余計に振り向いてもらうように頑張る。主人公困って逃げる。頑張る。逃げる。ロビンが微笑む。

「ふふふ、今日も平和ね」

そんな話。
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