「…は?化粧品!?
誰がそんなもの使うのさ!?周りに使うような人居ないじゃないか…」
『グーで殴っていい?』

かなり間抜け面の彼氏にグーをかまえる。
「あはは☆
ごめんごめん」
『うざっ』
「ひどいなぁ
彼氏に向かってさぁ
泣いちゃうよぉ?」
『そしたらうざいから
無視していい?』
毎度のことだから冷たくあしらう。…明日は幸せな日なのになんでこうなっちゃうんだろ…
「本気で泣くよ…
ていうか、なんで
化粧品なんか買うの?」
『それは…』
「何?」
『周りの子たちが
みんな綺麗で
不釣り合いなきがして』
私はなぜか彼氏の臨也に化粧品を使わせてもらえない。
高校で一人だけだったんだからね!そう心中で毒づく。
「なにそれ…」
『今更だよね…』
ギュッ
『えっ!?』
「今のままでいいよ」
『え…
それって化粧しても
意味ないって事…?』
そこまで顔ダメなの?!
さすがに落ち込むよ?
「違うよ、その逆
今以上に綺麗になったら
更に男たちが寄り付くだろ?後、買わなくても平気だよ。明日誕生日でしょ?だからプレゼントで似合いそうなの選んでおいたんだぁでも…俺以外に見せないでよ…///君の可愛らしい所をさぁ」
『臨也…///』
「ちょっ!!///
あぶなっ!!」
『臨也大好きっ!!
いつもありがとう!!』
「真奈美…
俺も愛してるよ
全人類より愛してる」
『臨也もだからね
あっ!!みんなに報告しにそろそろ行こうよ!』



そして二人は微笑みながら池袋に向かって行った


「いーざーやーくーん?
池袋にくるなって行って…って真奈美?」
『静雄君!!
私、臨也と結婚することになりました!!』
「…は?」
「だからしずちゃん失恋だねニヤリ」
「なっ…!?」
『あっ!!ドタチンだぁ!!
おぉい〜ドタチン〜!!』
「あれ?
門田さんあれ
みえっちっスよ!」
『狩沢さぁん!遊真崎さぁん!渡草さぁん!ドタチン〜!私、臨也と結婚することになりました!』
「「「「…はああああああぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっ!?」」」」

そして池袋に
男共の臨也暗殺計画が
出来たのを真奈美は
知る由もないのであった…

▼君に似合うように

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