「あ、ごめん
カップ渡し間違えた」

そう言って渡したカップを取ろうとするとニヤリと笑われ飲まれた

「間違えた真奈美が悪い」

そう言って飲み続ける

私はため息をつきつつ煎れたばかりのローのカップに入った温かいコーヒーを飲む

「……苦い」

ローの為にといれたブラックは口に合わず渋い顔をなる

「俺は甘いな」

そう文句を言うローに心中で
ローが飲んだからじゃん
そう毒づく。

「真奈美、こっちこい」

手招きされてローのいるデスクに近付く。

「なに?ローやっぱり交換する?」

そう薄く笑みを浮かべながら尋ねるとローはカップをデスクにおく。

私はそれを手に取ろうと持っていたカップをおく。

「っ…ロー!」

その刹那、腕を引っ張られてローに倒れ込む。そして抱きしめられる形となった。

「…真奈美甘い」

そう言って頬を撫でられる

「…ロー苦い」

そう伝えれば唇を奪われた
ほのかな甘みを堪能して名残惜しくも唇を話す

「…ロー甘い」

そうはにかみ伝えれば
もう一度口づけられる

「…俺は甘いな」

ニヤリと笑った顔が愛おしくデスクのカップを手に取り苦いコーヒーを飲む。

「…ロー苦い。甘いの頂戴?」

微笑んで口づけた

▼苦いは甘美を教える

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