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「今の言葉・・・訂正しろーっ!!」 お怒り乱馬は良牙くんを蹴ろうとして水飲み場の蛇口とかをぶっとばした。 「あんの馬鹿野郎!」 思わずそう言うとあかねちゃんを降ろして水柱へと走り出す。 「わっ。何だ、あの水柱!」 後ろから驚いた様子の観客の声が聞こえる。 完全破壊されてる水飲み場を見て私はバケツとホースを手に取り水柱の元の部分をバケツでかぶせてバケツを固定すべくホースを巻きつける。 「お、おお〜っ!」 早急な対応に後ろから来た人達は拍手が送られた。
一方 「いくぞおっ!!」 「えっ!?ちょ、ちょっと待・・・、なんで俺がお前と・・・。」 女になってることに気づかない乱馬とそれが乱馬だって気づかない良牙くん。 「なに、寝ぼけてやがる!!」 乱馬は自覚ないからどんどん攻撃をしかける。 バキッ 「ら、乱馬か・・・!?」 蹴りを入れられたことでようやく気づいた良牙くん。 「誰に見えるってんだ、大ボケ野郎!」 「お前は自分の姿を見てから言え!」 そう言って頭を殴る。 「え?あ・・・。」 「・・・気がつかなかったの?女になってること。」 女の子になってたことを気づかなかったらしいくあかねちゃんと二人で呆れている。 「乱馬・・・お前・・・」 「・・・・・・。」 乱馬はしばらく胸を押さえて黙っていたが、 「ふん・・・、おかしけりゃ笑ってい−んだぜ。」 と良牙くんの方を見ながら言った。 「良牙、お前がどうして俺を恨んでるのか知らないけど・・・、俺だってこんな体抱えながら、明るく正しく生きてるんだ!」 誰が明るく正しくだ誰が。 私とあかねちゃんは乱馬に冷ややかな目を送る。 「ふっ・・・くくくくくくく・・・。」 少し静かになった雰囲気にいきなり笑い出した良牙くん。 「笑止!貴様の不幸とはその程度か!」 良牙くんは何枚もバンダナを取りながら叫ぶ。 「そんなかわいらしい姿で・・・ 不幸を振りかざすとは、片腹痛い!」 良牙くんはそう言い終わると同時にバンダナを乱馬へと放った。 「あかねちゃん動くなよ!」 そう言って飛んでくるバンダナをあかねちゃんに当たらないように抱きしめると飛んでくるバンダナをよけていく。 「・・・お湯とって来る??」 そう言ってあかねちゃんを安全な場所に移動させると私は足元に気をつけながら走っていく。
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