「あかねに決定ね。」
「うん、ぴったし、ぴったし。」
かすみさんとなびきさんが、あかねちゃんに勝手に決める。
「冗談じゃないわよ、なんであたしが…」
否定するあかねちゃん。
「あんた、男嫌いでしょ」
「さいわい、乱馬くんは半分女だし。」
かすみさんとなびきさんが、口々に言う。
「あんな変態、お断りよっ!!あたしの裸、見たのよ!?」
「あ、あれは、不可抗力だっての!風呂わいてるから入れって言われただけだ。」
らんまが反論する。
「でも、見たんですよね?」
「ふん、俺は自分の体で見慣れてるから、いまさら、女の裸見たってどうってことないんだよ。」
らんまが自分の体を指差しながら言う。
「それに…俺の方がプロポーションいいしな。」
あかねちゃんの方をちらっと見て言うらんま。
ずがん
あかねちゃんが、らんまの上に机を倒す。
「今のはお前が悪い。」
玄馬さんもそうつぶやく。
「人として最低。」
「だよね。ほんっと、男って野蛮なんだから!ねー、真奈美?」
あかねちゃんが問いかける。
「うん、こんな可愛らしい子なのに失礼だよ。」
そう言うとあかねちゃんが顔を赤くする。
なびきの「女たらし?」その一言に驚いて
「事実を言っただけなのですが...」
そう言ったらさらにあかねちゃんが赤くなったのには自分の容姿を思い出して内心で謝った。
うっかり前の世界での癖が出てしまった。
別に家の教訓とかではなくって仕事の方での。
だから乱馬の性格が嫌いなのかもしれないな、なんて思ったのは今更なのだろう。
その後乱馬が意識を取り戻してから風呂場の方からすごい音が聞こえたのは言うまでもない。


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