とりあえずどうするか、と考えているとらんまの方からの攻撃をしかけてくる。
私はそれをあかねちゃんの拳をよけていたらんまのように軽々とよけていく。
そういえば私が女だと知られることは無いようにしないとな...
そう考えながらよけていると後ろの壁にぶつかった。
しめた、という表情をするらんまに私は負けたくないからな、と思い拳を受けとめてそれを軸に一本背負いの要領で軽く数メートル投げた。
「よっと、痛くなかった?」
投げた後空中でバランスを崩したらんまご床に落ちないようにお姫様抱っこの姿でキャッチするととりあえず安否を確認した。
って、らんま軽くないか?
「らんまさん中国できちんと食べていましたか?軽すぎですよ。」
そう言って下ろすと少しらんまが固まった後道場を後にして行った。
「...あかねさん、俺なんか悪いこと言いましたか?」
思わず近くにいたあかねちゃんに尋ねると
「私にもさっぱり...」
そう言われてしまった。
とりあえず私は日本に着いてから購入した縄跳びとダンベルを荷物から取り出してトレーニングわわ開始する。
トレーニングは欠かさずやらなくては警察官としての任務が...そう刷り込みのように言われていたのであかねちゃんの叫び声が聞こえるまでひたすら筋トレをしていたのだった。

急いで家に向かうと知らない男、もとい男の姿の乱馬がいて思わず蹴った。
「あかねさん、大丈夫ですか?この男性は?」
そう言うとあかねちゃんは変な顔をしながら
「早乙女乱馬?」
そう言ってきた。
私は軽く目を見開いて踏みつけていた足を退かしてしゃがみこんで顔をまじまじと見る。
これが良牙くんなら幸せなのに...なんで乱馬の顔を...
と思っているとあかねちゃんは落胆の顔が男だとわかったからだと思ったらしくいつの間にか石を置いて慰めのように肩を叩かれた。

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