悪夢をみた。(ディオ)

じっとりと嫌な汗が体を伝う。

嘘だ夢だと言い聞かせるが、炎の爆ぜる音が現実だと叫ぶ。
父を殺し人間をやめた彼がゆっくり歩み寄りながら、綺麗な笑みを浮かべた。

「心配するな、お前は屍人にして傍に置いてやる。ずっとな」

ああ、私の大好きな笑顔が、優しく甘い処刑宣告を告げてきた。

<< back >>




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -