四十五秒以内の逢瀬(シーザー)
遠くから声が聞こえてくる。
ちらりと覗き込めば、そこには必死に修行に励んでいるシーザーの姿があった。
ああ、かっこいいな。なんて思っていると、ふと、彼がこちらに気がついたのか視線を送ってきた。
ばちりと視線が交差する。
が、すぐに師範代の声が聞こえ、短い逢瀬は終わりを告げた。
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