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▼選んだ道の先

理解が出来ぬと切り捨てて､しがらみから逃れようとただがむしゃらに突き進んできた｡
得たものは大きく 固く握った友の手のひらは 涙が出る程あたたかだった｡
失ったものは振り返らない。自らそれを選んだのだから。
けれど恨みがましく向けられた己と同じ色彩の瞳だけが いつまでも脳裏に焼き付いて離れない｡

（シリウス/選んだ道の先）


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