(ちょっとヤンデレベル。病んでます。あと、百合系話で独占欲のお話)



何時までも一緒で居られるわけも無いけれど、それを永遠だと信じていた自分が遠いどこかに居た。だから彼女が離れていってわけもなく不安になって怖くて、どう生きていけばいいか迷ってしまった。ねえ、ずっとわたしの手を引いてくれるのではなかったの?…そんなことがあるわけない。分かっていても信じていたものがあるはずも無いことだと理解していくと心臓を掴まれるかのように痛みを伴う。呼吸が苦しくて出来なくて、わけもなく涙があふれ出てきて、咽び泣くしか方法がなくなる。永遠なんて存在しないというのに、それを信じていたわたしはどこかで彼女に依存をしていたんだろう。理解したとたん可笑しくて堪らなくなる。わたしと貴方の手は、きっと最初から繋がれてはいなかったんだね。



「ばかみたい」

「ベル…?」

「…最初から一人で、最後も一人になるなら、途中で二人になる必要なんてなかったんだよね」

「…何言ってるの?」

「ホワイト、」



地面に押し倒してのしかかって、彼女の白い両手を押さえつけてわたしは笑みを浮かべれば、彼女の困惑した顔を眺めて呟く。



「…二人が永遠じゃないなら、独りになるまえに二人を最期にしちゃえばいいんだよ」

「…ベル、ベル?何、言ってるの。どうしたの、何かあった?」

「…ねえ、ホワイト」



わたし、ひとりがさびしいの。



その言葉に瞬きをしたホワイトは、不安な顔をしながらじっとわたしをみる。



「だから、頼みがあるの」

「なに、ベル。私が出来ることがあるなら、いって。幼馴染でしょ?」

「うん。だから、言うね」



するりと両手を離せばホワイトのほほを両手で包み、吐息が掛かるほど顔を近づけて、にっこりとわたしは笑う。



「ひとりがさびしいから、



―――一緒に死んで?」



目を見開くホワイト。次の瞬間、私は可笑しさで笑いをこらえきれず、彼女の白いのどに手を伸ばした。



お願いがあります、一緒に*んで下さい

(だいすきなおさななじみなら、しんゆうなら、ねがいをかなえてくれるよね?)



10.11.14


onegaigaarimasu ,
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