(チェレン+ベル+ホワイトのN対策会議のお話。ベル視点。ぐだぐだ)



ホワイトがわたしとチェレンをライブキャスターで呼びつけて、ファミレスに集合させた。一週間ぶりのホワイトは少しイライラしているみたいで、チェレンがぼそりと「今日は大変だ」と呟いたからわたしは苦笑いする。ホワイトのイライラの原因は分かってる。Nという人が原因だ。見てみたら、綺麗な緑の長い髪の毛に、整った顔立ちで背もそれなりにあってすらっとしてるし、頭のいい人みたいだから、ブラックにはいい感じかもしれないと思ったけど、あくまでそれは友人の意味で。likeじゃなくloveの場合、直感で彼は危険人物だとわたしたちは判断したからNGだ。ちなみにわたしたちは別に同性とかそんなのは問題視してない。世の中男と女が居るからって必ずしもイコールで結びつくわけじゃない。ていうか性別が重要視されるのは子供云々の遺伝子の話であってそれって個人の価値観とかとは実は違ったりするわけで、ってなんかわたし、Nみたいだってホワイトに前に言われたから黙っておくことにする。



「えーと、対策会議…あー…何回目だっけ?」

「ホワイトの気まぐれだから数えてないよ。多分七回目じゃないの、まったく呼び出される身にもなって…あ、いや、なんでもないさあ続けてホワイト」

「後悔するならぐちぐち言うんじゃないわよ、それだからチェレンはいつまでたってもぐたぐだなのよ」

「うるさいな、そんなことばっかいうなら僕帰るよ!」

「ブレーンが不在でどうするの!」



ばしばしばし。ホワイトがチェレンの頭を殴る殴る。あ、大丈夫、力はぜんぜんはいってないもの。なんだかんだでこれが二人の日常。ていうか今日二人ともハイテンションだからこんな具合。なんかどうしたの、ホワイトがああなのはわかるけどさっきまでうなだれてたチェレンまでとは。



「今この席についたとたん窓の外をあの緑頭が通り過ぎてったんだよ!いい笑顔で!」

「何よそれ早く言いなさいよ!」

「あー、はいはい。ね、ウエイターさんが困ってるからぁ…しずかに、しよ?」



くいくいホワイトの服の袖を引っ張ればぎゅっと抱きしめられる。あ、チェレンがちょっとうらやましそうにみてくる。へーんだ、ふーんだ、いつもチェレンばっかりブラックとホワイトにあってるから、これくらいいいじゃない。わたしだって二人が大好きなんだからね!



「どうせNさんのことだからブラックのもとにいくにきまってるとおもうよー、なら、対策会議はあとにしてとめてきたら?」

「ベル!いい子!あとでパフェおごってあげる!」

「僕にはないのか!それはひいきすぎるんじゃないか!」

「ダメダメチェレンなんか知らないわよばか!」



走っていく二人。ああなんか和んで、いいなぁ。



平和とはこういうものです

(Nぅぅぅぅ!ブラックの腰を抱くなあああ!)(早かったねホワイト、あと2分は遅いかと思ったのに)(ホワイトそれはダメだその手にある石を捨てるんだ!)(え、あ、ちょ、だ、だれ、か?)(ブラック、もてもてだね?)(う、え、…ええええええ!?)



10.10.06


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