※ある種ロリ春ちゃんで、特殊な病気設定。
わたしは、ななみはるかといいます。今年で10さいになりました。でも、体はもう20さいくらいです。
わたしは人とちょっとちがうことがあります。一年で他の人の二年分せいちょうしてしまうという、げんいんふめいのびょうきにかかっていることです。
人よりサイボウのブンレツがとっても早いので、あともうちょっとしか生きられないそうです。
でもかなしくなんてありません。だって、大好きな人がいっしょにいてくれるから。
夕方、おうちのぴんぽんがなったのでげんかんから出ると、そこにいたのはやっぱりしょうくんでした。
「春歌、遅くなってゴメンな?」
しょうくんは大学生です。わたしがおせわになっているびょういんの先生のむすこさんで、6年前からじゅぎょうが終わるとわたしのおうちに来てれます。あそんでくれたり、おべんきょうをおしえてくれたりします。わたしは学校へいったことがなくて、お友だちもおとなりの友ちゃんしかいないから、わたしはこの時間がとっても好きです。
今日はわたしがつくったごはんをいっしょに食べて、お夕飯のあとはソファにすわってテレビを見ていました。
おはなししてくれる学校のことやお外のことは楽しいことばかりです。いつも楽しくさせてくれるしょうくんに…わたしもちょっとだけ、自分のことを話してみようと思いました。
「しょうくん」
「ん?」
「わたしね、このびょうきになってよかった、って思うの」
そう言うとしょうくんのえがおじゃなくなってしまいました。そんなしょうくんを見るのはいやだったけれど…でもね、本当にそう思ったから、わたしはつづけました。
「だってわたし早く大人になりたかったから」
むかしは、いっしょにお外を歩いていると、かわいいごきょうだいですね、って言われたよね?でもね、今は違うんだよ。しょうくんがお店でおようふくをえらんでくれてると、すれちがう人が、かわいいカップルだね、って言ってくれるんだよ。
だからわたししあわせだよ、って自分の気持ちをさいごまで言ったら、しょうくんは泣き出してしまいました。
「しょうくん、どうしたの…?どこかいたいの?」
しょうくんのなみだをふいていたら、いきなりだきしめられました。いつものようにやさしくじゃなくて、いきがじょうずにできないくらいに、強く。いたかったけれど、しょうくんがもっと泣いてしまうかもしれないから…がまんして、せなかをなでてあげました。
少ししたらしょうくんのなみだは止まったようで、ごめんな、って言いながらわたしをはなしてくれました。
「好きだよ、春歌…」
そして、ほっぺたが赤くなったしょうくんがしてくれたはじめてのキスは、少ししょっぱかったです。
6年目の告白
(もうちょっとだけど、いっしょにいてね?)
りえ様へ
翔ちゃんと春ちゃんが大好きです!という熱いコメントをいただきましてありがとうございました!シチュ指定は特に無かったので、本当に好き勝手書かせていただきまして…春ちゃんが中身幼女でリポジストロフィーという、かなり特殊なパロをやらせていただきました(´∀`;)
もっと幸せであまあまな翔春が良かったのに!ということでしたらお手数ですが拍手から一言お願いします…!
リクエスト、誠にありがとうございましたv