後輩レギュラス


「あ……こんにちは先輩」
「わっはーレギュだ！ なにげに久しぶりだね！」
「（やっぱり話し掛けるんじゃなかった）」
「なにーそのやっぱり話し掛けるんじゃなかったみたいな顔は」
「（開心術！？）……別にそんなこと思ってません」
「開心術とか高度な呪文、わたしが使えると思「いませんね」……そんな即答しなくても」
「事実ですから。スリザリンの落ちこぼれって言われてるのも頷けるくらいの低成績ですよね」
「ひでーレギュひどーい」

「…んで、何か用事があったんでしょ？」
「いえ特には」
「えっ」
「え？」
「れ、レギュが普通に話し掛けてくれた！！」
「いやわかりましたから廊下で叫ばないでくださいちょっと聞いてます？」
「わ、わたし……」
「あの、先輩」
「シリウスに自慢してくるね！ いやっほーい！！」
「は、兄さん？ ちょっ先輩待ってくださ……って、もういない……。というか何で兄さんと仲良くしてるんだ」

（イライラ）

「え……いやいや。今イラッとしたのはスリザリン生があまりグリフィンドール生と仲良くするなっていうやつで、」

　だから嫉妬というやつではありません決して。



(11/04/17~05/16)



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