「ノボリさん」
「おや、こんにちは」
「あの、クダリさんがどこにいるか知りませんか?」
「…さあ、わたくしはあいつの所在を常に把握しているわけではございませんので」
「そうですか…じゃあ自分で探してきます。お忙しいところをすみませんでした」
「お待ちください」
「はい?」
「あなた様は毎日のようにクダリのことをわたくしに尋ねますね」
「一番知っていそうなので」
「好いているのですか?あいつのことを」
「へ…」
「違うのですか?」
「ち、違いますよ。だって私は、毎日ノボリさんのことを教えてもらうためにクダリさんに会いに行ってるんですよ?」
「それは、どういう?」
「ノボリさんに聞くのだって、口実に少しでも話せたらラッキーかなって…」
「わたくし、回りくどいことは好かない性質でございまして」
「あ、えっと、すみません」
「わたくしのことは、わたくし本人に聞いていただければ一番よろしいかと」
「…!!」
「(ああ、花のような笑顔だ)」

ゲーアニスペ×2の6人分書くのを断念したもの
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -