▽夏みたいに暑かった日(氷室)

「暑い……」
「確かに、日本の暑さは肌にまとわりつくようで少し参るね」
「その割には涼しげな顔に見える」
「はは」
「氷室、ちょっとこっち来て」
「うん?……これは余計に暑いと思うよ」
「平気そうな顔してるし、氷室って名前だし、ひっついたら多少涼しくなるかと思ったのに」
「そんなことないよ。ほら離れて」
「なにさー、女の子に抱きつかれても何でもない顔しちゃって」
「はは」
「ねーねー、氷室ー」
「うるさいな。堪える方の身にもなってくれ」
「!? ご、ごめん」
「いいよ」

最後の笑顔で背筋が冷えた

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▽春日に弱音を吐く

「朝がキライ」
「うん」
「明るくて一日の始まりで、学校に行かなきゃいけなくて。いいところなんてない」
「そっか」
「朝なんて来なければいいと思う」
「うん。…これで全部?」
「…」
「朝が来ないとオレは君に会えないし」
「……」
「ま、そう邪険にせんといてよ」
「…ううー」
「よしよし」

春日さんの方言が関西弁に寄るのを直したい

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▽押しに弱い緑間

「そのカエルリュック可愛いねー、緑間」
「今日のラッキーアイテムだ」
「だと思った。緑間ってカエル好きなの」
「深く考えたことはないが、ケロ助は可愛いと思うのだよ」
「へえ〜え」
「…どうしてそんなにリュックを注視する」
「可愛いね」
「そうか」
「いいと思う」
「お前はこういうのが好みなのか」
「うん、好き。すごく」
「……」
「いいなーほしいなー」
「…わかった。明日になったら貸してやろう。だが、本日中は勘弁しろ」
「わーい」

「真ちゃんチョロすぎ!」と通りがかりの高尾談

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▽黒子厨ヒロイン

「黒子くん、おはよう」
「おはようございます」
「うわあああ黒子くんの声素敵だよおおおお低く落ち着いていて涼やかで心地よく響くのがたまんないよおおおお」
「今日も元気ですね」
「うん!黒子くんが!いてくれたら!私は元気!」
「元気なのはいいことだと思います」
「そうだよね!ね!ああ赤の他人の私の体調まで気にかけてくれる黒子くんはなんて優しいの…その慈愛に満ちた一言で十分です天に召されてもいい…」
「…よく分かりませんけど、ボクはアナタに生きていてほしいです」
「ご、ごめんね!もう軽々しくそんなこと言わないから…っ、元気を出して黒子くん!いつもみたく小さく微笑んで!うん、可愛いよ!」

「お前って傍から見てるとホンットこえーよ…」
「あ。黒子くんの光くんおはよう!」
「その呼び方やめろ!いい加減名前を覚えろよ!!」
「おはようございます、火神くん」
「お前もツッコミしろよ!?」

結論:疲れるテンション

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▽古橋と会話

「古橋ー」
「……」
「ふーるーはーしー」
「うるさい」
「ぐッ」
「喋り方鬱陶しいよお前」
「女子の腹を殴る奴に言われても」
「この間お前が顔はやめてって言ったからな」
「腹ならいいとは言ってない」
「それなら腹はダメと言っておけ。その場合は脛を蹴るけど」
「!?…いっ、」
「ガードが遅い」
「こ、この…!バイオレンス古橋!!」
「嫌なら関わらなければいい」

「原ぁー!古橋が構ってくれない上に暴力振るう!」
「あーうんガンバッテ」
「心がこもってなーい!」
「嫌なら関わるのやめたら?」
「え、だって好きだし」
「…ガンバッテー」
「片言!」
「お前趣味悪いよ。マゾ?」

わちゃっとしてる霧崎好きです
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