「ちょっとアンタ」 「なーにレオ姉」 「何じゃないわよ、なんでまた先輩を連れてきたわけ!?あれだけ征ちゃんに怒られたくせに!」 「えーだってーオレせんぱい大好きだし?いつも一緒にいたいし?んふふ」 「気持ちわっるいわねホント…ごめんなさいね先輩。うちのバカ小太郎が連れ回したりして」 「いえ、お構いなく。実渕さんも大変だね」 「ねー、せんぱいはなんでレオ姉をさん付けで呼ぶの?」 「実渕くん、って少し違和感があるでしょ。それより小太郎、部外者の私を連れてると征十郎にまた叱られるよ。スタメンで話し合いするんでしょう」 「やだやだ、まだ離さない!」 「この馬鹿力!いい加減先輩を離しなさい!」 「いいじゃん、まだオレとレオ姉しか集まってないし!」 「だから征ちゃんが来てからじゃ遅いのよ!」 「小太郎、あんまりわがまま言わないでさ。練習メニュー追加されちゃうよ」 「うぐ、…いいもん、まだせんぱいにひっついていたいから今日は頑張る…」 「小太郎はなんでそんなに私を気に入ってるの?」 「え、聞いちゃう?聞きたい?」 「うん」 「せんぱいは小さくてやわらかくて可愛くて優しいから好き!オレの飼い主サマって感じ!」 「あら、そう。それじゃあ本当の飼い主さんに引き取りにきてもらおうか」 「…すまない、毎度毎度うちの小太郎が」 「別にいいよ」 「う、うわああああ赤司!!いつからいたの!?」 「お前がせんぱいせんぱいとうるさかった時から」 「はい、確かに引き渡しました」 「迷惑かけたね」 「うう…」 「小太郎」 「はい、せんぱい!」 「終わったらまたおいで」 「…行く!走ってってちゅーする!」 「あまりうちの犬に餌をやらないでほしいんだが」 「小太郎…先輩が征ちゃんの従姉さんって忘れてないでしょうね…?」 赤司の従姉にメロメロな葉山 年下わんこ×年上クールの可能性 (黒バス詰め11が長すぎたので分割しました) |