雑記 ▽たくさんお食べ/月島 有り難いことに感想をいただいたので、振り返りの意味で執筆経緯を少し書いておきます。 「たくさんお食べ」は、本誌98話を読んで書いたものでした。 単行本派の私は当時発売していた9巻までしか読んでおらず、88話含め10巻の収録内容も知らないまま突発的に購入してたまたま読んだのが98話でした。 ネタバレにはならないように、けれど確実に月島くんに変化が起きた話を読んで何か形にしておきたいと思い、出来上がったのが「たくさんお食べ」でした。 自分でも変わった話を書いたなあという自覚があったので、今回感想をいただいて驚きと嬉しさが綯い交ぜ状態で…、いやもちろん嬉しさの方が大きいわけですが! もっといろいろ、思うままに感じたことを表現できるようになりたいと改めて思いました。 向上心、大事。 ▽青城さんちの花巻くん 「おいしい絵空事」「なり損ないのきみが好き」について。 彼に関しては常にアイディアをお友達からいただいているので、他の話に比べて異色かなーと思っています。 「なり損ないのきみが好き」は実は渾身の花巻くんでして、目隠しという状況でも怖くない雰囲気の話を!と気を遣って書きました。 どうしても束縛って不幸なイメージがありがちなので、いつもより丁寧に話を練りました。 信頼が根底にあれば束縛も怖くないはず。 書き出しがお気に入りです。 ▽花になるまで 中編についても少しだけ触れておきます。 私は短編大好き人間なので、基本的に長いお話を書くのは総じて苦手です…。 長編というよりは短編の寄せ集めになってしまう気がするからかもしれません。 「花になるまで」は、続く話だけれど短くまとめようという決意からの五話構成です。 本筋を五話にまとめて、追々後日談や烏野一年から見た二人を書いていけたらな〜と思っています。 実現できるよう頑張ります。 |