波打ち際は水色サイダー | ナノ
×
「#年下攻め」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -


「ねっ、名前!釣り、しよ!」

「しません」

僕は今日も名前を誘う。でも名前はいつも通り、嫌そうに同じことを返してくる。釣り、楽しいのに。

僕、ユキを見たときみたいに名前に会ったとき、びびーって来た。だから釣りしてほしいなって思う。でもユキと違うのは、たまに胸が痛いこと。何でだろう?今度ケイトに聞いてみよう。

「えー、名前、しよーよー」

「しないったらしないっつーの」

名前の腕を掴んで、僕は嫌がるを誘い続ける。

「ねー、しよーよー!楽しーよ?」

「つーかそもそも私分かんないから!やらんから!」

「教えてくれるよー、夏樹が!」

だって王子だもん!僕とユキにしてくれたみたいに、きっと教えてくれる!

「夏樹も嫌がる奴にするまでやらせようとするほど鬼畜じゃない!諦めろ!」

えー…。じゃあ今日も諦めよっかなあー…。だって、昨日も一昨日も誘ったけど、来てくれなかったもん。そのとき、名前が言った。

「じゃ、じゃあついていくから!見に行くから!これで妥協して!」

本当!?やった!名前がやらないけど、来てくれるって!僕はほっぺを膨らますのをやめて、笑顔で名前を見た。

「名前、約束だよ!ケイトが言ってた!約束は破っちゃダメって」

「わ、分かったよ、分かったから」

「じゃ、行こっ!」

「え、ちょ、待っ、」

なら早く行かなきゃ!僕は名前の手を掴んで、釣り堀へと走り出した。名前が待ってって言うけど、待てない!

「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」

「名前、顔真っ赤ー!面白いっ!」

「はー、面白いとこなんか何一つ、はー、ないわ、ヴォケ!」

着いたとき、名前は苦しそうだった。顔が真っ赤だったから面白くて笑ったら、名前が怒ってる。何でだろ?


……僕は何となく、名前にチューしたくなった。だから名前に近づいて、注意をこっちに向けさせた。

「名前ーっ」

「あ?何、」

名前のほっぺに僕の唇をくっつけた。名前は固まって、顔を引きつけさせてる。面白いなー!

「……何、した?」

「ほっぺにチュー!僕、名前のこと、好きだから!」

うん、だーい好きだよ!夏樹やユキも好きだけど、名前はきっと、も――――っと好き!
でも殴られちゃった。何でだろう?人間って、難しい。





気付いた時には、君の世界




やっぱりハル難しいー!全然ハルになりきってない!誰か電波キャラの描き方教えてください。分かりません。
タイトルは全然分からないけど、ヒロインのことが好きっていうハルの気持ち。loveではないとかほざきつつここではそんな感じになってますね。じゃあloveに近いlikeで←
いつも適当ですいません。


prev | next