憎めぬリア充



「こんにちは、ニケ。」

「おお、エアリスじゃん!今日も可愛いね。どうだい、放課後にでも私とデートしない?」

「ふふ、遠慮しとくわ。今日はザックスがお花畑に連れて行ってくれる予定なの。」

「うっ、じかにリア充の話を聞くと心臓に直接打撃が行くぜ。」

「あら、打撃ってどんな?」

「羨ましさ4、妬ましさ1、尊さ5ってとこかな。」

「そんなに痛くないってことかな?」

「まあそうだよ。」

「なら良かった!どこか怪我してたら大変、だもんね。」

「エアリス優し過ぎない…?え、幸せすぎるんだけど。」

「そんなことないわ。私、もっとニケに甘えたりしたいし…結構強欲なのよ?」

「えっ!ぜひ!甘えて!下さい!」

「こら、大声出さないの。周りの人が驚いちゃう、でしょ?」

「うぅ…周りの人の事まで気を使えるエアリス好きすぎる…」

「ふふ、それは普通のことだからね。じゃあ、また今度、甘えさせてもらうね。」

「今度とは言わずに今からでもどう?お茶しませんか?」

「残念、ザックスの方が先約なの。」

「いきなり糖分ぶっ込まれた私はどうすればいいのやら。」







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