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それを見る冷めた瞳の奥に暗く深い憎悪の焔を見て真希は身震いした。
そんな真希を気にする様子も無い賢斗の顔には先程まで翼に見せていた笑顔はとっくに消え去っていた。

「皮肉なものだね」

「あぁ、全く皮肉なものさ。
実に愚かだ。
だからこそ俺は…」

鮮血の赤と闇夜の黒に、憎悪を滲ませて復讐屋は言葉を吐き出す。













「人間が、大嫌いなんだ」















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