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その中には用途が全く分からないような物もいくつかあった。
何が嬉しいのか、ニコニコと笑う真希を無視して賢斗はゴミ袋を持ってくると、真希がデスクに並べたものを纏めてゴミ袋に入れ、捨てた。

「あー!
何するのさ、賢斗!酷いじゃないか!」

「要らないものを捨てるのは普通の事だろう?
捨てて欲しくないなら買ってこなければいいのさ」

「ちぇー」

不満そうではあるが、真希に傷ついた様子は無い。
真希が買ってきたものを賢斗が目の前で捨てるのも、いつもの事だったからだ。

「賢斗が気に入りそうなのを見つけるのは難しいなぁ」

「君が買ってくる限り、どんなものでも気に入らないよ。
まぁ君に限らず誰が買ってきても捨てるけどね」

「相変わらずだなぁ、賢斗は。
まぁ僕は賢斗のそういうとこ、嫌いじゃないけどね」

「そう、俺は君が嫌いだよ」

先程と同じやりとりをして、気が済んだのか真希は立ち上がる。

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