epilogue

...というわけです。

依頼自体はそう大したものではありませんでしたが、結果的には四人の人間が減りました。

復讐とはそういうものです。

実は依頼の後、彼女のようになる方が多くて。
中々常連が出来ないのが当店の悩みでございます。

さて、お客様はどうなさいますか?

依頼をし、彼女のような道を辿るか、心にある憎しみに蓋をしてここから立ち去るか...

おっと失礼、当店の常連になるという選択肢もございますよ。

おや、お客様、顔色が優れないようで。

え?
そうですか。
いえ、無理に復讐する必要はございませんよ。

憎しみの炎は中々消えないもの。
今はまだその時ではありませんが、お客様の炎が限界まで達した時、またご来店下さい。















「俺はいつでも、ここにいるからさ」


















END




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